あちこちで話題のSONYの完全ワイヤレスノイズキャンセリングイヤフォンWF-1000XM3!
私も発売直後に購入して、約4ヶ月使い倒してます。
WF-1000XM3のアンボックスの記事は乱立してますので、ノイズキャンセリング能力や音質などをメインにレビューしていきます。
結論から言うと、大満足してます!
WF-1000XM3のノイズキャンセリング能力

まず、皆さんが気になるのはWF-1000XM3のノイズキャンセリングの能力ですよね。
正直言って、WF-1000XM3よりもノイキャン能力の高い機種は他にもあります。
後で詳しく説明しますが、以前に使っていたQC35やWH-1000XM3などのノイズキャンセリングヘッドフォンのほうがノイズキャンセリングはよく効きます。
そりゃあ、イヤフォンとヘッドフォンじゃ、ドライバの大きさが違いますから、同じ土俵に乗せること自体が間違ってますよね。
特に高音域のノイズキャンセリングに差が出ているような気がします。電車に乗っている時の金属の擦れる音はヘッドフォンのほうがよく消えている印象です。
とにかく静かな空間を求めている!という方はヘッドフォンか耳栓に行った方がいいでしょう。
…と書いてはいるものの、WF-1000XM3のノイズキャンセリング能力が低いと言っているわけではありません。
恐らく、完全ワイヤレスイヤフォンの中ではトップのノイズキャンセリング能力だ思います。
例えば、電車の中や新幹線の中、カフェなどの人混みの中で、音楽の邪魔をする耳障りな雑音がスッと遠くになります。
「音楽を楽しむ」という目的では十分すぎるほどです。
なによりも、静かに音楽を楽しむ環境が手軽に手に入るというのが1番気に入っているところです。
ヘッドフォンの場合、カバンを開けて、ケースを出して、電源を入れて、装着する、みたいな手順が必要だと思います。
WF-1000XM3の場合、ポケットに入れたケースからイヤフォンを取り出して装着すればおしまいです。
しかも完全ワイヤレスですから、ケーブルの取り回しにイライラしたり、ヘッドフォンのように髪の毛がぺちゃんこになることもありません。
手軽に静かに音楽を楽しむ環境が手に入る。これが1番のポイントだと思います。
私もそうでしたが、WF-1000XM3の手軽さと静かさを経験してしまうと、ヘッドフォンを出すのが面倒になってしまうんですよね。
WF-1000XM3の音質

次に、WF-1000XM3の音質についてレビューしていきます。
音質は個人の好みが強い分野ですので、それぞれ感じ方はあると思いますのでご了承下さい!
最初に言っておくと、私はオーディオマニアではありません。
ハイレゾ音源とか、コーデックとかあまり詳しくありません。(システムエンジニアのくせに!)
難しい事はいいから、とにかく良い音で音楽を楽しめればOKという人です。
ちなみに、私は長いことBOSE製品を愛用してきたこともあり、温かく豊かな低音が好きです。
キックもドンッ!よりもボンッ!の方が好きです。分かりづらいか!笑
また、一般的にドンシャリと言われるような、刺さる高音は苦手です。
そんな私がWF-1000XM3で音楽を聞いて最初に思ったのは「ノイズキャンセリングを感じさせない」という事です。
一般的なノイズキャンセリング系のイヤフォンやヘッドフォンはどうしても音にゆがみが出ます。
音楽に外の雑音と逆の音波を乗せますので仕方ないんです。
でも、WF-1000XM3はそれを感じさせません。普通の高音質イヤフォンという感じです。音がとても自然です。
普通というのは悪い意味ではないですよ。ノイズキャンセリングではないイヤフォンという意味です。念のため。
DSEE HXといって、通常の音源をハイレゾ相当にアップコンバートしてくれる機能もついています。これも、かなりなもんです。
ハイレゾを聴いた人がよく「膜が一枚取れた感じ」と言ったりしますが、まさにそんな感じ。
人間の息遣いや、スタジオの雰囲気、シンバルの振動まで細かく伝わってくるような気がします。
個人的には少し低音を足したいので、DSEE HXはオフにして、CLEAR BASSを+1にしていることが多いかもしれません。曲にもよりますけどね。
DSEE HXとイコライザが併用できないのがちょっと残念なところです。でも、不満ではありません。DSEE HXなしでも十分高音質ですからね。
高音の伸び、低音の締まり、中音の解像度どれをとっても素晴らしいです。
もちろん、ウン万円のノイズキャンセリングじゃない高音質イヤフォンに比べたら劣るところもあるかもしれませんが、この音質でノイズキャンセリングですから…恐ろしいですよ。
そして、一つ前のセクションでも書きましたが、ノイズキャンセリングと高音質を手軽に楽しめるのがWF-1000XM3の強みです。
いやー、良い時代になったもんだ!
WF-1000XM3とQUIET COMFORT 35を比較

ここで少し、WF-1000XM3と以前使っていたQUIET COMFORT 35を比べてみたいと思います。
ちなみに、WF-1000XM3を買ってからQC35は出番が少なくなり売ってしまいました。
ノイズキャンセリング能力
QC35の勝ちです。
上でも書いていますが、ドライバの大きさが違いますので、カバーできる雑音の音域も当然違います。
電車や新幹線、飛行機に乗っている時の雑音の消え方がQC35はスッと消えるのに対して、WF-1000XM3は遠くに行くというイメージですね。
ただ、音楽を聴いている限りこの違いを感じることは無いと思います。
WF-1000XM3はQC35には劣るものの、十分なノイズキャンセリング能力を備えていると思います。
音質
WF-1000XM3の勝ちです。
BOSEの音質が悪いわけでは決してありません。ハイレベルな戦いなんです。
QC35はクセのある音ですが、温かい音が好きな方にはハマると思います。
でも、一般的に言ったらWF-1000XM3のほうが高音質なのは間違いないです。
特に音の解像度ではQC35はWF-1000XM3に完敗していると思います。
まとめ

では、まとめてみましょう。
WF-1000XM3は手軽に静かに音楽を楽しむ人には最強のイヤフォンです。
- とにかく静かな環境が欲しい
- ヘッドフォンが苦にならない
- 髪がぺちゃんこにならない
- そもそも髪がない
という方はノイズキャンセリングヘッドフォンか耳栓を買ったほうがいいでしょう。
一方、
- 手軽に静かな環境を手に入れたい
- 手軽に音楽を楽しみたい
- ヘッドフォンが苦手
という方にはWF-1000XM3がおすすめです。絶対幸せになれます。
というわけで、WF-1000XM3ゴリ押しの記事でした。
最後に一つだけ。SONYさん、なんでケース自立できるようにしなかったのかな…